そのマオイストは9月に3ヶ月間の“期限付き停戦”を実施。その後、1ヶ月間延長したが、何の答えも示さない国王に対して2006年1月上旬、再び戦闘することを通告。その言葉どおり、首都カトマンズにも侵入、警察署を襲い12人以上の警官を死亡させる。
国王政府は2月8日に内外の反発を押し切り地方議会選の投票を強行に実施する。しかし、このような非民主的で危険な状況の中で投票率はわずか21%、その上この選管発表の数字を信じる人も多くはいないであろう。この国は長い時間迷路に入り込んでいる。
世界の山シリーズ www.Natual.com しかままことの ネパール・ライブ・レポート Nepal Photo Reports 2006年3月5日号 ネパール・フォト・レポート
2006-29号 ネパール・フォト・レポート
2004・6・28号 5・3;カトマンズの法科大学前で学生と警官隊が衝突、激しい投石合戦が続く 5・7; 国王政府の首相スルヤ・タパが辞任 5・19〜21; 5政党の党首と国王ギャネンドラが会談。政党側は@新首相は政党の推薦で決めるAこれからも5政党協同で進めるB国会の再会Cマオイストとの話し合いの再開、を要求する。これに対して国王は明言を避けているが、@自分の権限は落としたくないA国会の再開をあきらめるなら、5政党による政府を認めるB民衆デモに不快の念を持っている、と憶測されています。 5・30; 早朝、カトマンズの中心地でバスが爆発、1人が死亡、20人が重軽傷を負う。マオイストが犯行声明で「兵士を狙ったもので市民を狙ったものではない」と言っているが、実際には多くの市民が巻き添えになっている。そして、地方では連日、誘拐、爆弾闘争を繰り返している。 5・31;王室が新首相を“公募”。王宮前に大勢の市民が集まり、数十人が応募する(これ、ジョークではありません!)。 6・2; 国王が新首相にシュール・デューバ(NC−D)を指名する。ネパール共産党(UML)の協力が得られた結果です。これに対して、ネパールコングレス(NC)をはじめ他の4党が裏切り行為だ、と反発、今まで5党連携して反国王、民主主義回復運動を続けていたものが二つに分かれてしまっています。 そして、新首相はマオイストに和平交渉の再開を要求、今現在(6月12日)マオイスト側からの返事はありません。 また、マオイストの学生組織が全学校へのストライキを要求、6月6日から(ネパールの公休日は土曜)ほとんどの学校が閉鎖されたままになっています。6月12日現在、解決されていません。
ネパール・フォト・レポート 2004・4・27号 ![]() ![]() ![]() ![]() A カトマンズにて26日 B 現首相の人形を焼いてシュプレヒコールをあげるデモ隊 Cそれでも欧米観光客 かトマンズ ニューロードにて。2004年4月26日志鎌 誠 撮影 D カトマンズにて2004年4月21日 午後3時カトマンズの中心地、ニューロードニにわかにシュプレヒコー ルを挙げながらデモ隊が押し寄せる。待機していた機動隊(韓国のテコンド ーのような身なり)が、それを待ち受ける。若者が多い。女性も目立つ。 両サイドの商店は急いでシャッターヲ降ろし2階や3階に避難、そこから見物 をする。面白いことに一軒だけ店を閉めない菓子パン屋がある。その前でド ーナッツをほうばりながら見ている者が何人もいる。 デモ隊は反王政とデモクラシーの復活を連呼する。機動隊と目と鼻の先に来 ると路上に座り込み、しばし睨み合いが続く。やがて警官は一人ひとりつかみ 、抱えながらトラックの荷台に無理矢理押し込む。若者が年配者を連行する。 この間もスローガンの合唱は止むことなく、一部の見物人も呼応する。トラッ ク5台くらいに分乗され、おおよそこの日だけで200人は連行されたと思う 。 その警察のトラックが去り、一段落したかと思うと、今度は学生グループが現 れ、遠くから警官に対し罵声を浴びせ、その後投石、レンガの破片を投げる。 いくつかが警官の防御盾に当たる。10数名の警官が追いかける。学生たちは 狭い道に逃げ込む。このようなことが何度となく3時間くらい繰り返される。 一方で地方ではマオイストが100人誘拐したとか、政府軍との間で銃撃戦も 続き、またカトマンズのホテル街では欧米人の旅行者が多く目立つ。この国で は今、[戦争と平和]が混在している」 。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
★地球中学校 2004・4・26 ネパール・レポート ![]() 日時:2004年4月21日 撮影者:志鎌 誠 2004・4・26 ネパール・レポート ![]() 日時:2004年4月21日 撮影者:志鎌 誠 2004・4・26 ネパール・レポート ![]() 日時:2004年4月21日 撮影者:志鎌 誠
ネパール・データ NO.1
そして、2003年の1月29日、政府とマオイスト両派が停戦を発表。現在和平会議が進められてはいるのだが、定期的に行われているわけではなく、依然予断を許さない状態が続いている。
ネパール・データ NO.2 −最近の動き− ネパール・データ NO.3
ネパール・データ 補足 Nepal Proguram 事例 − サガルマンタ(ヒマラヤ)の、フォレスト・プロジェクト ヒマラヤの森林破壊に対し、森林保護とベンガル虎など野生生物の保護活動を詳細に紹介。 Sagarmatha Community Agro-forestry Project (SCAFP) The Sagarmatha Community Agro-Forestry Project (SCAFP) was initiated in July 1996 to address the issue of deforestation in the Sagarmatha region. The project focuses its implementation in Chaurikharka VDC (also known as Pharak) of Solukhumbu District in Eastern Nepal, while also implementing some programs in Khumjung and Namche VDCs. The goal of the project is to reverse the trend of deforestation and promote sustainable resource use of forest resources through integrated agro-forestry and community development programs. On 1 January 2002, His Majesty's Government of Nepal provided gazette-notification to the Sagarmatha National Park Buffer Zone. Chaurikharka VDC and settlements in Khumjung and Namche VDCs within the park form the Sagarmatha National Park's Buffer Zone. This significant action was one of HMG/N's contributions to the International Year of Mountains 2002 and also marked the 25th anniversary of Sagarmatha National Park. SCAFP's role in the protection of Pharak's forests and wildlife as well as sustainability of project activities is expected to be greatly enhanced as a result of Buffer Zone establishment. The project has been successful in generating conservation awareness among local residents. Women are specially empowered through capacity-building programs that include skill enhancement training tours and literacy classes. This has resulted in maximum participation of women in community development activities. In particular, HMG/N's declaration of Chaurikharka VDC as part of the SNP Buffer Zone was due to active participation and lobbying by local residents, especially women. Mt. Everest (8,848m) in the Sagarmatha region attracts more than 25,000 tourists, primarily trekkers and mountaineers every year. Thus, tourism provides the park with high economic value. The economic and management repercussions of tourism
result in intricate linkages between tourism, conservation and development.
Keeping this in mind, SCAFP established a Visitor Information Center,
which was officially inaugurated by the Minister of Forests and Soil
Conservation Mr Gopal Man Shrestha on 6 Nov 2001 at Phakding. SCAFP
is continuing its alternative energy programs to reduce pressure on
forest resources. Installation of back-boiler water heating systems
and support to a gas depot run by the Women Awareness Group at Lukla
are the major programs introduced to reduce fuel wood consumption.
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